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再臨運動と安息日の回復
天聖所で始まる大贖罪日審判を知らせる最後の第七のラッパが鳴りながら(黙示
録11:15)開いた天聖殿の至聖所で、ヨハネは十戒の二つの石碑が保管される契約
の箱(Ark of Covenant)を目撃した(黙示録11:19)。そして続く12章で「神の戒
めを守り、イエスのあかし」を持つ“女の残りの子ら”(17節)の出現を確認した。
このような預言がどのように再臨運動を通して成ったか?
キリストと使徒たちが遵守し、聖書と歴史が確認した第七日安息日が4世紀以来どの
ように蹂躙され、宗教改革以来どのように回復されたかを既に前書の3章で一つ一つ
明らかにしたところだ。宗教改革の進展によって中世教会によって踏みにじられた救
いの真理は回復したが、真理を歪曲する勢力によって堅い伝統に縛り付けられた第四
の十戒である第七日安息日の回復は最も困難であった。
Waldenses →Wycliffe →Hus →ルター派とAnabaptist派→改革「長老」派→清教徒→会衆派→バプテスト派→第七日バプテスト
とつながる宗教改革の正統的な進路を苦労して回復した第七日安息日が、ついに1800
年代におきた大覚醒再臨運動に合流するに至るのである。
1844年の大失望前の1844年3月、第七日安息日バプテスト派であるRachel Oakes夫人
が第七日安息日に関する真理を再臨運動に参加した監督派牧師Frederick Wheelerに
伝えることで第七日安息日を守る最初の再臨教会がニューハンプシャー州に出現した。
このような経路を通して安息日に気づいた同じニューハンプシャーのバプテスト派
牧師で再臨運動に参加したThomas M. Prebleは1845年2月、初めて安息日の真理を出
版物を通して伝道し始めた。Preble牧師の安息日に関した記事を読んだ再臨運動の
指導者の一人Joseph Batesは即時に確実な真理を受け入れ、これを出版物を通して
広範囲に宣布し始めた。
聖書に基づいた確信に満ちた彼の教えで、やはり再臨運動の指導者の一人であった
James White夫婦と、天の至聖所の奉仕に一番先に気づいたHiram Edsonが1846年に
安息日真理を受け入れた。こうして第七のラッパが鳴るとき、天の至聖所が開き十
戒が保管されてる契約の箱が公開された場面のように(黙示録11:17)、再臨運動
を通して明らかされた天の聖所の真理と回復した安息日の真理が劇的に合流するこ
とになった。
再臨運動と預言の恩賜の回復
キリストが復活したその朝に、悲しみ沈み墓にさがし訪れた若い女、マグダラのマ
リアに主は自ら現れて復活を確証させ、失望した弟子たちに見て聞いたことを伝え
るようにというメッセンジャーの使命を与えた。1844年失望直後、主は有力な者で
はなかったが主を愛し待ち望んだ再臨信者で、結婚後にはEllen G. Whiteと呼ばれ
たEllen Harmonにまさに同じことをされた。
前章で言及したように、それは新約時代の教会をたてて全きものとするため約束さ
れた聖霊からの預言者と預言の霊の賜物であった(1コリント14:1〜5;エペソ4:
8〜12)。“モーセと預言者”(ルカ16:29〜31)、すなわち“「モーセの」律法と
「預言者の」証の言葉”(イザヤ8:20)を通してあなたの民を引導してきた神様は
(ローマ3:21)、最後の時も“神の戒めとイエスの証”(黙示録12:17)を通して
残りの民を導くという使命が与えられた。
特に「イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」(黙示録19:10)という天使
の啓示を通して、それがイエスキリストから与えられた啓示を民に伝達する(黙示
録1:1)預言者の使命(黙示録22:9)、それがすなわち“預言の賜物”「the gift
of prophecy」の目的であることを確認した(1コリント12:10;エペソ4:11;ヨ
ハネ15:26)。実際に新約時代の教会に預言者と預言の賜物を与えられた人々がキ
リストの体である教会を建てることに献身した史実がその使命が現代にも適用され
る事を明白に証している(使徒行伝11:27,13:1,15:32,21:10)。
こうして、救済を決める大贖罪日の奉仕が始まった2300夕と朝の終わり(ダニエル
8:14)に至る1844年をきっかけに、中世紀以来隠され踏みつけられてきた天の聖所
が回復し(黙示録13:5,6)、中世ローマ教会の背教によって日曜日にすり替えら
れていた安息日が安息の主であるキリストに遂に戻ってくることによって(マルコ
2:28;マタイ12:8)長い間、荒廃された真理の土台が復旧された(イザヤ56:1,
2,58:12〜14)。そして使徒教会時代以来、途切れた預言の賜物が最後の時代の民
のために約束されたとおり(黙示録12:17,19:10)完全に回復されこの全てが一
所に融合したことはなんと驚くべき預言の成就か?このような融合を可能にした改
革と回復の合金生成炉になったのが大覚醒運動であり再臨運動であったことが歴史
から明らかである。
宗教改革の進行と第七日安息日イエス再臨教(SDA)の形成
12世紀Waldensesの改革は14世紀Wycliffeによって神学的体系を備えた後、再びHus
に伝達され、Husの改革は15世紀ボヘミア・モラビア改革者たちに伝授され、18世紀
Zinzendorfによってモラビア教会形成につながる。
Anabaptist派の改革本拠地は本来スイスだったが、有能な指導者メノシモンズがオ
ランダで行った改革の結果、Mennonite教会が成立した。オランダに避難してきた会
衆派清教徒たちが彼らの影響を受けバプテスト派形成のきっかけを作り、そこで早
くもCalvinの予定論を反対したCalvin主義神学者アルミニウスの影響を受け「自由
バプテスト派」の出現をみた。
通称「神の聖会」(Assemblies of God)のPentecost派系統の教会は1914年以後に
米国でおきた教派たちで、監督派とバプテスト派の混合した信仰背景を持っており
神癒と方言(speaking in tongue)、聖潔と復興を強調した。
1848〜50年まで22回に渡る超教派的聖書研究会議の結果、宗教改革によって明らか
されたプロテスタントの聖書的信条が一所に結集し、1863年ついに「第七日安息日
イエス再臨教」(SDA)の世界的な組織が成り立った。
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